2022.01.11
◆ラブラドール・レトリーバー 14歳10カ月 避妊メス
◆稟告 嘔吐および跛行。痛みのためか、座らずに歩き回り、眠れていない。
◆診断
X線検査・超音波検査:腹腔内巨大腫瘤(脾臓)および膀胱結石
◆治療
外科手術 脾摘および膀胱切開
◆診断
脾臓:血腫を伴う結節性過形成
結石:ストルバイト結石
◆経過
術後、各症状の改善を認め良好。
出血は脾臓内に限局したため救命が可能であったが、脾臓破裂を起こした場合は死に直結したと思われる。
また、病理診断は過形成病変であり、完治となった。