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症例報告

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症例報告

【ご注意】以下のページには手術中の写真が含まれています。あらかじめご了承の上お進みいただけますようお願い申し上げます。

犬の肩関節脱臼

2022.11.16
◆トイプードル 0歳6か月令 避妊メス
◆稟告 段差から落ちて右前肢挙上

◆診断
肩関節脱臼

内側への完全脱臼が確認できます。

◆治療
脱臼の基本は、可能な限り早期に整復する事です。
全身麻酔下にて、整復固定しました。
2週間の吊り固定を行います。
ただし、皮膚炎を起こさずに遊びを入れて固定を維持するのは、なかなか困難です。

整復された肩関節が確認できます。

◆経過
「ベルポースリング法」 

なかなかヤンチャな子で困りました

「整復後25日目」

吊り固定解放。安静にしてほしいのですが…

◆考察
肩関節脱臼は、比較的稀な疾患で、通常は観血的外科手術が必要となります。
今回は脱臼後、すぐに来院してくれたため、早期の整復が可能となりました。
また、6か月の若齢であったため関節の自己修復を期待し、吊り固定を選択しました。
吊り固定解放後は、ヒヤヒヤしましたが、期待に応えてくれました!

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