症例報告

【ご注意】以下のページには手術中の写真が含まれています。あらかじめご了承の上お進みいただけますようお願い申し上げます。

若齢猫の便秘および成長障害/その経過

2023.05.27

◆猫 4か月令 未避妊メス

◆稟告 食欲はあるが、食後の嘔吐を繰り返す。成長が遅い。

◆診断

骨盤骨折後の変形癒合に起因する骨盤狭窄

症例画像

赤矢印:骨盤骨折および変形癒合により便の通り道を狭くしている。 茶矢印:骨盤狭窄により重度の便秘所見(大きく固い多量の宿便塊)を認める。

◆治療

恥骨正中にプレートを入れて便の通り道を拡げる。2021.11.22手術を実施

症例画像

◆経過

手術により、下剤の投与無しで自力排便が可能となり、頻発していた嘔吐も消失した。

上の動画は術後初めての自力排便の様子です。

骨盤拡張手術後は、下剤無しで自力排便が可能となる。

後日、避妊手術と腹壁ヘルニア整復術を実施。

初診時の体重は4か月令で1.1㎏と小さく明らかな成長障害を認めた。

術後2カ月で、体重は1.6㎏まで増加。

成長期の重度消化器疾患のため、骨格の正常化難しいが、

便秘による疼痛や悪心は改善し、健やかに過ごしている。

◆経過2

術後1年6か月

症例画像

著しい成長障害を認めたため、大きくならないと思っていた。

瘦せっぽちが、5㎏になっていた。嬉しい。

排便の重要性を再認識しました。

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