症例報告

症例報告

【ご注意】以下のページには手術中の写真が含まれています。あらかじめご了承の上お進みいただけますようお願い申し上げます。

頚部椎間板ヘルニア/ベントラルスロット術

2022.10.06
◆ヨークシャーテリア 14歳8カ月 去勢オス
◆稟告 2022年6月 前のめりに転ぶ。以後、起立困難と歩行困難が緩やかに進行。

◆経過1
確定診断のないまま内科治療を選択。症状は進行。

◆診断
2022年9月下旬、画像診断センターにてMRI検査を実施。
頚部における椎間板ヘルニアを確認。

◆治療
2022年10月6日、外科手術を実施。発症から4カ月近く経過。

体位は仰向け。気管と食道を避けて、頚骨腹側にアプローチ。
病変部の骨および椎間板を削りスロット(小さな穴)を作り。
そこから、特殊な器具を使い、脱出物を取り除く。

◆経過2

  


◆考察
MRI検査は全身麻酔下で行われるため、高齢の子の飼主様は検査自体を躊躇されるケースは、沢山あります。
今回、手術までの罹患期間も長く、予後は心配されましたが、良い結果が得られました。嬉しい