2020.09.27
柴犬 6歳 雄
稟告/2週間前に交通事故に遭遇。以来、左前肢挙上。
○検査所見
X線検査にて左肩関節内方脱臼を認める。
○手術
脱臼は可能な限り短期間で整復することが基本です。
本症例は脱臼後2週間経過していたため、整復固定が困難でした。
そこで皮膚を2か所切開し、上腕二頭筋転移(スパイクワッシャーによる固定)と
ワイヤー人工支帯による関節制動術を組み合わせ手術しました。
そして術後はベルポー吊り包帯を2週間維持しました。
○経過
しっかり負重するまで約3週間を要しました。
現在、静止起立時に間欠的にかばう仕草を認めるも、
運動時には一切の機能障害は認めず、元気に走っております。